”かきがら”入りクン炭ボカシを作ってみた!

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 春間近!寒さが和らいで少しづつ暖かくなってボカシ肥料作りの発酵に良い時期になってきました。

 この冬、蒸し牡蠣を美味しく頂いた後の”かきがら”を廃棄しないでボカシ肥料に混ぜ込んでみました。簡単ですが作り方をご紹介します。

 その前に、「ボカシ肥料」って何でしょう?肥料は、その原料によって化成肥料と有機肥料に分かれます。

 化成肥料は速効性がありますが多く与え過ぎた場合障害が出やすくなります。また、有機肥料は効き目が遅くて心配…。そんなときに活躍してくれるのが「ボカシ肥料」です。

 「ボカシ肥料」は、油かすや米ぬかなど有機肥料分に、土やもみがらを混ぜて発酵させて作る肥料のことで、肥料分に土などを混ぜてぼかす(薄める)ことからその名前がついたようです。

 有機肥料は、圃場にまかれてから微生物に分解され効き目が現れるまでに時間がかかります。「ボカシ肥料」なら既に発酵しているので微生物が多くすぐに植物に効きます。

 植物に優しい、良いとこどりの肥料ってことでしょうか。

材料

・米ぬか…3kg(先日自家精米1回分で発生した分量)

・くんたん…12ℓ(去年自家圃場で製造)

・コーランネオ…20g(ホームセンターで購入)

・木酢液…200倍1ℓ(ホームセンターで購入)

・かきがら…1.8kg(自家食事の残渣、1週間塩抜き後乾燥)

・土のう袋(ホームセンターで購入)

作り方

・コーランネオの裏にわかりやすく、オススメの「クン炭ボカシ」が説明されています。

 我が家では1回の精米でできる米ぬかが3kgですので、これを基準に材料の割合を決めました。

牡蠣殻粉砕

・今回は、特別に”かきがら”を混ぜることにしますので、大ハンマーで叩いて粉砕(汗)しました。

 SDGsに貢献か!

混合

・コンテナに全ての材料を投入して、混ぜ込みます。

発酵

・土のう袋に入れて発酵を待ちましょう。

米ぬかの代わりに油かす、クン炭はもみがらを代用すれば、近くのホームセンターで材料は購入できます。

とっても簡単に少量でも作れますよ。肥料高騰の昨今、皆さんもどうでしょうか!

1か月後が楽しみです!

3/11現在の発酵状況です。

白い菌糸が前面に広がって、ほのかに甘い香りがします。

ひとまずほぐして暖かい場所に置いておきます。

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